戦う当事者〜大石智之

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zoom RSS 「当たり前にみえるけれど当たり前でないこと」(転載、精神保健法関連)

<<   作成日時 : 2017/04/21 15:38  

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 「テロ等準備罪」という名前がつく、共謀罪の審議が国会ではじまりました。かつての治安維持法の復活とみてよいでしょう。共謀罪は絶対廃案にさせないといけません。
 
 共謀罪の陰に隠れていますが、精神保健福祉法の改正案が参議院厚生労働委員会で審議されています。この改正案の改正理由自体、相模原津久井やまゆり園で発生した障害者大量殺傷事件にこじつけて、精神障害者に対する差別を助長するもので到底容認できるものではありません。国は相模原事件の部分を削除しましたが、もともとの改正理由(立法事実)が削除されたことにより、今回の改正案は取下げるべきであると考えます。

 さて、今回の改正案に関し、私も副代表を務めている、長野県内の精神障害者や支援してくださる方から構成される、長野県ピアサポートネットワークの大堀代表が、会報(NAGANOピアサポだより第16号)の冒頭にメッセージを寄せています。以下、ご紹介させていただきます。

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「当たり前にみえるけれど当たり前でないこと」  代表 大堀尚美

 昨年7月の津久井やまゆり園の事件は障がいのある人の命、尊厳を奪った許しがたい事件。容疑者は犯行の責任能力もあり、精神障がいの故の犯行ではなかったことが判明しました。この事件を受けて、国は精神保健福祉法を改正しようとしていますが、「社会的入院(治療の必要が無く、精神科病院に暮らし続ける)の問題の解消」を国が責任を取らないことが問題なのに、入院者個人の長期入院化に繋がる「重度かつ慢性」の新たな入院基準を設けて、問題の責任を「国」から「個人」にすりかえようとしています。長期入院を当事者に強いてきたことが重大な問題です。併せて今回の事件は精神障がいによるものではなかったことが明らかになったにも関わらず、法改正を行う段階で、既に「精神障がい者はあたかも犯罪を犯す人」としており、「差別・偏見」の助長になっていることに、「まただ」と思います。
 障害者権利条約第5条に「障害を理由とするあらゆる差別を禁止するものとし、いかなる理由による差別に対しても平等のかつ効果的な法的保護を障害者に保障する」とあります。世の中や人から受ける「差別」「偏見」「バリア」は日々の情報、情勢、施策等から私たちの生活に影響を与えており、私たちの体調まで影響を受けることがありと日々感じます。「差別や誤解は現実的に直ぐになくならないかもしれないけれど、生きづらさを理解したり、共感してくれる人がいることで、前に進める」。それが「ピアの力」でもあります。「一人では抗えない大きなことがあっても、人と連帯することで、力に替えていかれる」と信じたい。今後もピアが力を発揮できる場所や仕組み・制度づくりを進めていきたいと思います。


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